現在、日本では人口の8%近くが何らかの障がいと共に暮らす。総人口の29.1%を65歳以上が占める超高齢化社会でもある(2022年9月時点、総務省統計局推計)。 Jリーグがコロナ禍以前の2019年に行った調査では、サポーターの平均年齢は42.8歳だった。前年比で0.9歳上昇した。このまま高齢化が進めば、障がい者に限らず介助が必要なサポーターは確実に増える。サポーターをつなぎ止めるには、使いやすいスタジアムの設計や各種支援の徹底などアクセシビリティの向上が欠かせない。 参考になるのがプレミアリーグの取り組みだ。筆者はこの取材を通じて、あるプレミアサポーターの存在を知った。イングランド中部のクラブ、