国土交通省のデータによると、飛行回数で10万回あたりの事故率は、民間定期便の約0.4回に対して、ビジネス機全体では約1.6回となっている。 内訳を見るとオーナーが操縦した分の事故率が突出している一方、企業が所有しているものは、パイロットや機体の整備もそれなりにしっかりしていることもあり、事故率は低い。それでも民間定期便と比べると事故率は2倍程度高くなっている。 理由としてまず考えられるのは、路線資格の有無であろう。 民間定期便の場合、パイロットには離着陸する空港間の路線資格が必要とされており、一定の経験が法的に求められている。それに対し、プライベートジェットの場合には路線資格の必要もなく、未経