今年4月26日、ジョー・バイデン米大統領と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ワシントンD.C.で会談し、北朝鮮に対する両国間の拡大抑止強化で合意したと報じられている。 その背景には、北朝鮮の核ミサイル脅威の高まりがあることは明らかだ。会談の成果に韓国世論は納得するのだろうか。 またその影響は朝鮮半島のみにとどまるものではなく、我が国にも深刻な問題を突き付けている。 北朝鮮は2017年頃から、ミサイルのエンジン増産に力を入れてきた。 朝鮮中央通信は同年8月23日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が国防科学院化学材料研究所を視察し、研究所を拡張して、発射準備時間を短縮でき