ロシア軍のウクライナ侵攻から14カ月が経とうとしているが、停戦の見通しは立っていない。アメリカは先頭に立ってウクライナを支援しており、停戦への具体的なシナリオも予定表も持っていない。NATO加盟国は、この盟主の意向に従うしかない。 一方、ロシアは劣勢に立たされているとはいえ、核兵器を保有する軍事大国であり、プーチン大統領は継戦の意思を内外に示している。 そのような中で、欧州諸国は足並みを乱さずに、ウクライナ支援を続けていけるのであろうか。 4月15日、ドイツは全ての原発を停止した。 2011年3月の福島第一原発事故を受けて、当時のメルケル政権は、その時点で稼働していた17基の原発のうち、古い原
【舛添直言】プーチンが炙り出す欧州諸国のエネルギー政策・安保戦略の亀裂
原発政策はバラバラ、安保では「米国追従」以外の道を失いつつあるジレンマ
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