4月2日、サウジアラビアなどの石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟の産油国からなるOPECプラスが声明を出した。5月から年末まで、世界の需要の約1%に相当する日量115万バレルの追加減産を行うという表明である。昨年11月から継続してきた日量200万バレルの減産と合わせて、世界の需要の3%に相当する減産が続くことになる。 この日曜日の発表はサプライズ発表だったため、原油相場も大きな影響を受けた。 代表的な国際指標であるブレント原油の先物価格は、それまで1バレル当たり70米ドル台後半で推移していたが、週明け4月3日の相場では一時85米ドル台に急騰。米シリコンバレー銀行の経営破たんに