NHK大河ドラマ『どうする家康』で、新しい歴史解釈を取り入れながらの演出が話題になっている。第12回放送分の「氏真」では、徳川勢が今川領を攻め落としていき、家康が今川氏真と対面。二人はともに少年時代を過ごした駿府での記憶をたどりながら、内に秘めたる思いを口にする。知られざる氏真の素顔に迫った回となった。第12回の見どころポイントについて、『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で、偉人研究家の真山知幸氏が解説する。(JBpress編集部) 大河ドラマ『どうする家康』の第12回は「氏真」というタイトルのままに、溝端淳平演じる今川氏真がクローズアップされた。 氏真は天文7(1538)年に今川義元の嫡男