憲政史上に残りそうな珍答弁が国会で飛び出しました。3月15日、参院予算委員会での出来事です。「答弁が信用できないなら、質問しないでほしい」 答弁内容が二転三転ふらふらする状況を信用できないと野党に指摘された高市早苗国務大臣の言葉です。「それなら質問しないでくれ」というのは、もう政治家の発言ではない。というか政治を語る器でもない。 タレントばかり議席につけてきたツケの末期症状としか言いようがありません。 しかしこの一連の問題、その本質は「放送法」の解釈、とりわけ「政治的公平性」の取り扱いが焦点で、個別議員の去就は本来どうでもよい。 ところが、一般向け報道の傾向は本質を見誤っているものが少なくない