3月13日、北京で全国人民代表大会が閉幕。異例の国家主席3期目に突入した習近平主席は、かつて中国を治めてきた皇帝のような「絶対権力」を手にした。 中国の官製メディアは、「われわれは勝利のうちに大会を閉幕した」と総括したが、まさに勝者は習近平主席だった。 だが権力闘争には、勝者があれば敗者もある。 以下、「4人の敗者」について見ていきたい。いずれも、昨年10月の第20回共産党大会で議場から引っ張り出された胡錦濤元主席に連なる「団派」(中国共産主義青年団)に連なる面々である。 過去15年ほどにわたり、習近平主席の同世代の最大のライバルだったが、ついに政界引退となった。 今回、李克強氏に関して、象徴
敵対勢力排除、習近平に飛ばされた「経済けん引4人組」の末路
東アジア「深層取材ノート」(第179回)
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