官の世界には「公平・公正」を最優先する規範意識が、民の世界には「結果重視」の感覚があります。ここ最近、この官のルールと民のルールの違いが引き起こしているのではないかと思える事件が目につくように感じています。 一つは、記者たちに対するオフレコのブリーフィングの場で、同性婚について「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」と発言したことが暴露され更迭された荒井勝喜・前総理大臣秘書官の事件です。 荒井さんは私にとって経産省時代の先輩にあたり、個人的にも良く知っています。更迭された日もメールでやり取りをしました。 私が知っている荒井さんは、それが指名手配犯とかではない限り、隣に誰が住んで