シャープが7年ぶりに200億円の営業赤字に陥る。営業赤字は、経営危機で台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入る前の2016年3月期(1619億円の赤字)以来の7年ぶりだ。 シャープは、液晶ディスプレイを生産する堺工場の運営会社「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」を、2022年6月27日に完全子会社化した。このSDPの完全子会社化が赤字の主因ではないかと言われている。 そもそも、シャープはSDP株の2割を持っていたが、残りの8割を海外ファンドから約400億円相当の株式交換で取得した。もともとSDPは、シャープ傘下のシャープディスプレイプロダクトという社名で、2009年から稼働していた。しかし