新しい歴史解釈を取り入れながらの演出が話題になっているNHK大河ドラマ『どうする家康』。第7回放送分では、駿府に残した妻子を見事に奪還。家康はいよいよ三河平定を成し遂げようとしていた。第8回の見所ポイントや素朴な疑問について、『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で、偉人研究家の真山知幸氏が解説する。(JBpress編集部) 第8回は冒頭から重要なシーンとなった。まだ「松平元康」と名乗っていた頃の家康が、自分の名前をこれからどうしようかと考え込んでいる。書き損じの半紙が散乱しており、かなり悩んでいるらしい。思案した結果、「元康」から「家康」へと改名されるのだが、その理由が有力説とは異なり、ユニー