今年1月21日、スウェーデンでイスラム教の聖典である「コーラン」が公の場所で焼却される事態が発生した。 この日、スウェーデンの首都ストックホルムにあるトルコ大使館前で、複数の団体が反トルコデモを行った。そうした中、反イスラムを主張する極右活動家のラスムス・パルダン氏がコーランに火を着けて焼却してしまったのだ。 このパルダン氏の行為、そしてスウェーデン政府の対応について、世界中のイスラム教徒から非難の声が上がった。なぜスウェーデン政府に批判が集まるのかと言えば、パルダン氏は数日前からコーランを燃やすことを公言していたにも関わらず、スウェーデン警察は「表現の自由」を理由に彼のデモ活動を阻止しなかっ