マレーシア航空17便事件について合同捜査チームは、2019年6月に容疑者として元ロシア人の大佐ら4人を特定し、殺人罪で起訴。オランダの裁判所は2022年11月、3人に終身刑を言い渡していた(1人は証拠不十分で無罪)。同時に裁判所は、ロシアが一方的に独立を宣言したウクライナ東部の親ロシア派勢力が地対空ミサイルを発射したと認定した。 今回の報告書では親ロシア派勢力である「ドネツク人民共和国」とロシア情報機関との通話から、「プーチン氏が(供与を)認可したという具体的証拠がある」とまで言い切っている。 同航空機が撃墜された時期、ウクライナ軍は東部ドネツク州の親ロシア派と戦っており、親ロシア派はマレーシ