「早く西側戦車を」と懇願するウクライナ・ゼレンスキー大統領の粘り勝ちだったのか──。2023年1月、及び腰だったNATO(北大西洋条約機構)の主要国、米・英・独3カ国は、最強クラスの現用主力戦車(MBT)をウクライナに供与すると決意した。 提供するのは「M1エイブラムス」(米)、「チャレンジャー2」(英)、「レオパルト2」(レオ2/独)の“西側MBT三羽烏”。3車種が同じ戦場で顔を合わせることになれば恐らく史上初で、ロシアのプーチン大統領が「NATOが参戦した」と過剰反応しそうなほどのインパクトがあるだろう。 ウクライナ戦争で地上戦のカギを握る主軸兵器としてロシア・ウクライナ双方がMBTを繰り出