中国が先日迎えた春節(旧正月)の連休に、河南省にある広大な太昊伏羲陵(たいこうふっきりょう)に観光客が押し寄せた。 英雄の戦士に濡れ衣を着せたことで悪名高い南宋の政治家、秦檜(しんかい)の像を面白がって手のひらで叩く人が大勢いた。 勢い余って高炉の蓋で像を叩く人まで現れた。 先日公開され、連休中に興行ランキングで首位に躍り出た映画「満江紅」に秦檜の悪行が描かれていることから、感情が高ぶっている。 この映画鑑賞、観光、そして像叩きに見られる熱の入り方は、世界第2位の経済大国で消費活動が驚くほど急速に回復しつつあることの証拠だ。 太昊伏羲陵によれば、連休中の入場者数は30万人に達し、過去3年間では