NHK大河ドラマ『どうする家康』が、新しい家康像を打ち出して話題を呼んでいる。第5回放送分では、今川氏の支配する駿府に残っている妻子を奪還すべく、家康が動く。作戦を立案したのは、本多正信。しかし、何やらこの人物いわく付きのようで・・・。第5回のポイントや素朴な疑問について、『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。なお、言及するのはまだ家康が「元康」と名乗っていた頃だが、この記事では「家康」で統一する。(JBpress編集部)「桶狭間の戦い」で今川義元が織田信長に討たれたと知ると、岡崎城に入って独立を果たした徳川家康。東三河へと進出し、今川氏といざこざを繰り返すこ