私が大学4年生だった約30年前、参加したNHKの就職セミナーで、司会者が出した質問です。選択肢を4つくらい列挙して、学生が挙手する、そんなやりとりでした。参加者が最も多く選んだのが「国営」で、過半数を超えていた記憶があります。私も「国営」のところで手を挙げました。 正解は「公共」です。「『国営』と回答するのは想定通り」と言わんばかりに、司会者が得意気に解説していた場面を覚えています。 放送業界を目指していながら不勉強だったことは否めませんが、解説を聞いても公共放送の意味が呑み込めず、「NHK=公共放送」が腑に落ちませんでした。「みなさまのNHK」とよく言われます。NHKはいったいどういう存在な
NHK離れを加速させる受信料制度の迷走、「割増金」は事実上の罰金か?
曖昧模糊とした「公共放送」はいつまで存在できるのか
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