韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が、北朝鮮スパイ団摘発に大々的に乗り出している。 今年早々に、済州島で暗躍する地下組織を検挙したのに続き、目下、全国で同時多発的な捜査が行われている。これは朴槿恵(パク・クネ)政権初期の2013年、李石基(イ・ソッキ)統合進歩党議員らによる内乱陰謀事件以来の大規模な対共捜査で、摘発対象となる北朝鮮スパイ団の規模も、62人が拘束された1992年の朝鮮労働党中部地域党事件以後、最大規模になるのは確実と見られている。 最初の摘発は1月9日に行われた。済州警察庁は、進歩党済州道地域党の事務所の家宅捜索によって、所属党員の数人が北朝鮮の指令を受けて「ヒヨッツ、キヨク、