鹿児島県種子島の沖合に浮かぶ無人島、馬毛島。 現在、政府はここに新たな自衛隊基地の建設を進めている。ちなみに島の面積は8.20平方キロ、日本で二番目に大きな無人島だ。 今年1月12日、賛否両論が飛び交う中で建設工事は無事に着工された。防衛省もひと安心というところだろう。ここに至るまでに、この島をめぐっての長い物語があったからだ。 物語の主人公はこの島の元オーナー立石勲氏。そして立石氏が立ち向かった相手は防衛省だった。 立石勲氏は1933年鹿児島県枕崎市の生まれ。地元の水産高校を卒業後、遠洋マグロ船の乗組員となるが、30歳を前に陸に上がり建設会社を立ち上げたという。その後、羽田空港の埋め立て工事
基地建設開始、「馬毛島」の権利を手に防衛省と渡り合った男の一代記
マグロ漁船の乗組員から建設会社を立ち上げ、最後は馬毛島に賭けたその人生
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