米国政府が1月20日、ロシアの民間軍事会社「ワグネルグループ」を「国際犯罪組織」に指定した。その結果、米国政府による同会社への各種制裁はさらに強化され、同社のウクライナへの侵略だけでなく、北朝鮮、イラン、中国など反米国家との取引にも今まで以上に厳しい監視の目が向けられると予測される。 米国政府の今回の措置は、ワグネルがロシアでの影響力を増し、ロシア政府のウクライナ侵略を強く扇動していることと、ワグネルが国際的な反米連帯網との接触を広めてきたことへの対応だとみられている。 ワグネル側の総責任者は米国のこの措置に対して、すぐに「我々がどんな罪を犯しているか明示してほしい」と挑戦的な書簡を送ったとい