1月初頭、筆者は2020年2月にパンデミック局面が始まって以来、初めての海外出張(韓国)に出た。巷説で指摘されていたものではあるが、今回感じたことは、やはり日本の水際対策の異様さである。 1月20日、政府は新型コロナの感染症法上の位置づけを、この春にも季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を打ち出した。これを機に、様々な正常化が進むと思われるが、今回筆者が強く感じた日本入国にまつわる異様さが解消されることも強く求めたい。 具体的に本稿執筆時点(1月20日)での現状を確認しておくと、鎖国政策と揶揄される水際対策は昨年10月に大幅緩和されたが、規制は依然残っている。現状、日本に入国する