NATO(北大西洋条約機構)のウクライナに対する戦車供与の話題が2022年末から急激に騒がしくなり、“秒読みに入ったか”と報じるメディアもある。2023年に入ると、実際にNATO加盟国の一部が西側戦車の提供を正式に表明し始めたが、そのシナリオとウクライナ戦争の今後の戦局について予測する。 ロシアの侵略以来、ウクライナは欧米に「西側製の主力戦車を送ってほしい」と訴え続けているが、アメリカが盟主のNATOは首を縦に振ろうとしない。ポーランドやチェコなど旧東側のNATO加盟国が温存する旧ソ連型T-72系戦車を100両単位で送ってはいるものの「西側の顔をした戦車」を渡すことにはとにかく慎重で、「いよい
ウクライナ戦争「春の陣」を前に米国が模索する“ヘビー級戦車供与”の現実味
西側製の主力戦車が大量供与されれば、ウクライナは南部戦線奪還作戦を展開か
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