『居酒屋で覚醒剤を売るな!』 そんな当たり前のことを看板表示して呼びかけている街がある。 大阪市西成区のあいりん地区、いまでも旧称で釜ヶ崎と呼ばれる界隈だ。いわゆるドヤ街として知られ、1960年代から日雇い労働者が暴動を繰り返した場所でもある。 その象徴的な存在でもある「三角公園」(正式名称は「萩之茶屋南公園」)では、毎年の年末年始に炊き出しが行われている。 3年ぶりに行動制限のなかった年末年始。諸事情から大阪を訪れることになり、この界隈に足を延ばしてみた。 そこでアーケードの下に貼り出された、冒頭の掲示を目の当たりにした。東京に生活拠点を置く者としては、見慣れない標語に衝撃を覚えたが、あとで大
年末年始の釜ヶ崎で感じた「地域の温もり」と「ネットの世界の寂寥感」
ネット上での「他者攻撃」は自分の孤独を慰める術にすぎない
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