12月7日午前6時過ぎ、ドイツ連邦警察の特殊部隊GSG9など約3000人の警察官たちが、ドイツ、オーストリア、イタリアの150カ所でライヒスビュルガー(帝国臣民)メンバーの自宅や事務所を急襲した。 家宅捜索に、MP3型自動小銃を持ち、ヘルメットをかぶった完全武装の特殊部隊員が同行したのは、決して大袈裟ではない。ライヒスビュルガーのメンバーには退役軍人や元警察官が多く、一部は武器を所有しているからだ(2016年にバイエルン州警察がライヒスビュルガーのメンバーの自宅を捜索しようとした際に容疑者が発砲し、警察官1人を射殺したことがある)。 家宅捜査令状に記された容疑事実は、「テロ組織の結成」だ。連邦
極右組織に根強くはびこる妄想と陰謀論、ドイツのクーデター計画で明らかに
荒唐無稽なディープ・ステート陰謀論が秘める危険な爆発力に警戒を
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供