世界的に久方振りのインフレとなっている。1年前の今頃、先進国の中央銀行エコノミストも含め、これほどインフレ率が高くなると、どれだけの人が予想していただろうか。 その割には、ロシアによるウクライナ侵攻という驚きもあって、かつ、それが現在のインフレに大きく影響しているので、何を読み誤っていたかの検証にあまり熱が入っていないようにみえる。しかし、今から思えば、現在私たちがみている予想以上のインフレの芽は以前からあった。 1年前に今日が予想できなかったように、1年後も本当のところどうなっているかよく分からない。未来に対し謙虚になるという意味で、現在しばしば議論されるメイン・シナリオ通りにならなかった場
頂上が近づいてきたインフレの上り坂、その向こう側には何が待っているのか
グローバル化が変容するなら2%インフレが適切とは限らない
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