「予約をキャンセルする」といった普通の使われ方から、「人間関係をキャンセルする」「これまでのやり方をキャンセルする」「伝統をキャンセルする」といった使われ方まで、半ば言葉遊びのように様々な使われ方をしてきました。 ところが、ドナルド・トランプ前大統領が2020年7月4日の独立記念日に、ブラック・ライブズ・マター(BLM)の運動を指して、「あれは暴徒だ」「あいつらのやっていることはキャンセルカルチャーだ」と批判的に使って以来、一気に保守派の中で使われるようになりました。 保守派がリベラル派の言動を否定するときに利用する言葉になったのです。 たとえば、アメリカの初期の大統領で独立宣言を書いたトーマス
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