2022年12月9日、韓国の貨物運転手などで構成する貨物連帯が、メンバーの投票の結果、「運送スト」を撤回することを決めた。 これまで、韓国で最強硬の「労組」として恐れられていたこの団体が、政府の圧迫に一方的に屈服する形になったのは「おそらく初めて」(韓国紙デスク)で、驚きの声が上がっている。「原則が勝った、貨物連帯16日ぶりに白旗」(朝鮮日報) 韓国の大手紙、経済紙は12月10日、1面トップでほぼ同じような見出しを掲げてこのニュースを報じた。「韓国の労使問題を考えるうえで歴史的なできごとだ」 韓国紙デスクは、12月9日、こう話した。 貨物連帯はこの日、全国で「組合員投票」を実施し、「スト」を撤