2月24日のロシアのウクライナ侵攻から9カ月が経った。しかし、停戦の動きは全く見られず、戦争は長期化の様相を呈している。 アメリカをはじめとするNATOの軍事支援を受けて、ウクライナはヘルソンを奪回するなど、反撃を強めている。しかし、南部から東部のドンバスに部隊を移動させたロシア軍も、反転攻勢を準備している。砲弾が不足しているとの報道もあるが、それが事実であるとしても、プーチンがすぐに戦闘を止めるわけではない。 それどころか、冬の到来を待っていたかのように、ウクライナ全土にミサイル攻撃を仕掛け、発電所などのエネルギー関連施設を破壊している。そのため、電気の供給が減り、首都キーウをはじめ、全土で