じゃあ世論調査に騙されたのかというと、そうとも限りません。世論調査で細かい日々のデータを見ていくと、10月中旬からは明らかに共和党に追い風が吹いていました。 1つは、事前から言われていた共和党候補者の質の問題です。決選投票になったジョージア州のハーシェル・ウォーカー氏が象徴的ですが、(交際女性に人工妊娠中絶を行うよう求めて費用を支払っていたとするなどの)スキャンダルが報じられ、「こりゃ、明らかに上院議員にしちゃダメだろ」と言われる候補者までいました。 ところが、です。やっぱりそこの問題は大きかった。 2002年の中間選挙で共和党の選挙コンサルタントを務め、勝利に導いたカール・ローブ氏は、ウォー
「最大のルーザーはトランプ」で、「メシウマ」共和党本流が抱えるジレンマ
【前編】中間選挙で混沌さ増す2024年大統領選、米政治ウォッチャーが解説
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