最近、毎日のように目にするサイバー攻撃関連のニュース。直近では、大阪府や静岡県の病院で医療機関が、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)攻撃に襲われ、診療に深刻な支障が出ていることが、大きなニュースになっている。 現在の日本では、刑法犯の認知件数は2003年以降減少を続けており、2021年は55万8148件と戦後最少を更新している。その一方で、サイバー攻撃などは急増中だ。日本国内のコンピュータセキュリティインシデントの情報を収集し、その対応支援や発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを行う「JPCERTコーディネーションセンター」によれば、ネットの不正に関する報告件数