軍事政権下で民主派の住民や運動家への弾圧が激化しているミャンマーで、軍政支持派の住民による自警民兵団が軍を補完する組織として“暗躍”している。抵抗を続ける「国民防衛軍(PDF)」のメンバーや支持者を探索するなどして軍など治安当局に協力している実態が明らかになってきている。 地元の独立系メディアがこれまでに報じたところによると、2022年5月頃から中心都市ヤンゴンや第二の都市マンダレーなどで軍の兵士や警察官とは異なるグループが一般市民の家宅捜索や路上での通行人の検問、尋問を行い、そこで「PDF関係者」と判断された人物に対して逮捕や拷問を加えたり、さらにはその場で射殺したりしている事例が複数報告さ
ミャンマー国民を震え上がらせる「血を飲む」民兵団、住民を拷問・銃殺の非道
民兵組織を装いながらも実は軍政の関与濃厚、泥沼化するミャンマーの治安情勢
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