9月に相次いで日本列島に上陸した台風は、記録的な大雨と暴風を各地にもたらし、甚大な洪水被害を発生させました。9月18日に鹿児島県に上陸した台風14号は、九州や四国で平年の9月1カ月の2倍にあたる大量の雨を降らせました。 また、台風15号は9月23日夕方から24日の明け方にかけて線状降水帯を発生させ、静岡県では複数の地点で観測史上1位の雨量を記録しました。その結果、多くの川が氾濫し、多数の家屋が浸水被害を受けたのです。 今回の台風で被害を受けたのは、家屋だけではありません。概算ではありますが、宮崎県と静岡県を中心に、約2万8000台の車が水没し、再起不能になったと言われています(*株式会社タウ調