政府のトップが慣例的に行う就任後初の外国公式訪問が国内外でこれほど注目されるのは近年では珍しい。 ドイツ社会民主党所属のオラフ・ショルツ首相が11月3日に北京を訪問した際、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来初の西側首脳による訪中となった。 フランスのエマニュエル・マクロン大統領が同行を望んだが、習近平国家主席が中国共産党では異例の総書記3選を果たした直後の訪問は好ましくないと主張した。 ショルツ氏はこれにナイン(ドイツ語でノー)と言った。 代わりに製薬大手メルク、エンジニアリング業界の巨人シーメンス、欧州の自動車最大手フォルクスワーゲン(VW)など、ドイツの優良企業12社の最高経営