1981年に15%を超えた米長期金利がピークアウトして以降、筆者は1987年、1990年、2000年、2008年と4回の株価暴落を経験してきました。いずれも長期金利の反転上昇がきっかけです。 そのうち最も深刻だったケースは、1990年の日本株暴落でした。何せ、最初の3カ月で株、債券、為替のトリプル安となったのです(図1)。 ブラックマンデーがあった1987年の米国株暴落時(図2)は、株はダメでも債券やドルが買われるなど、まだ救いがありました。ところが、1990年のバブル崩壊時は全ての資産について日本売りとなり、打撃が大きかったのです。 とはいえ、あのまま株価が下がり続けたなら「投げ売り」が出て