10月8日のクリミア大橋爆破がウクライナのテロによるものだと断定したロシアは、報復として、10日にウクライナ各地へのミサイル攻撃を開始した。これまでに110発以上のミサイルが発射され、多数の市民が犠牲になっている。 ロシア軍は、ウクライナ国内のエネルギー・インフラの約3割を破壊し、さらに通信施設などを攻撃目標にしているという。 NATOは、ウクライナへの軍事支援を強化する方針であり、戦争は新たな局面を迎えたと言えよう。今後、どのような展開を見せるのか。 それを予測するためには、ロシア近現代史を振り返るのが参考になるし、また前回の本コラムで説明したように(https://jbpress.isme