これはこれで結構なのですが、どうも物足りません。というのは、いま世界でも日本でも脱炭素のために莫大なお金が投じられています。核融合の実現時期を大いに前倒しする「乾坤一擲」の計画が欲しいところです。 ITERと同じく磁場を使う「トカマク方式」という原理はずっと同じながら、これまでに大型から小型までいろいろと検討をして、設計の改良を重ねてきました。現在の計画では、原型炉は2035年に「建設の可否を判断する」ことになっています。 率直に言って、いまGX実行会議で列挙されている「グリーンな技術」は、万事うまくいったとしても相当なコスト高の技術になる。環境債といえども国債には違いないのだから、経済成長に
核融合開発は「エネルギーのアポロ計画」、政府は2兆円を投じ実用化を急げ
[前編]政府のロードマップ作成で主査を務めた岡野邦彦氏に聞く
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