中国の首都・北京は、建国73年の国慶節の大型連休(10月1日~7日)が明けたと思いきや、厳戒態勢になった。もはや北京に外から入ることも、中から出ることもままならない状態だ。 人民大会堂では、10月16日から第20回共産党大会が始まる。5年に一度開かれる共産党大会だが、「2期10年」の総書記(党トップ)をまっとうした習近平(しゅう・きんぺい)総書記(69歳)は、恒例によれば引退だ。だがそんな気などサラサラなく、「習近平の共産党」ひいては「習近平の中国」を、半永久的に築こうとしている。 10月9日昼過ぎ、新華社通信が短文で報じた。<中国共産党第19期中央委員会第7回全体会議が、9日午前、北京で開催