中国の指導体制を見直す5年に1度の中国共産党大会が10月16日から開かれる。習近平国家主席が異例の3期目に入ることは確実とされ、党トップの総書記、軍トップの中央軍事委員会主席をあわせた主要3ポストをそのまま継続すると見られる。 さらには、警察や検察、裁判所などを統括するトップの党中央政法委員会書記の人事に側近をあてるとも見込まれ、権力集中の1強体制ができあがる見通しだ。 しかも、習近平には党大会で「人民の領袖」の称号が与えられると香港紙が報じている。「領袖」とは、建国の父とされる毛沢東が「偉大なる領袖」と呼ばれたことに倣うものだ。その上、党の最高規則にあたる「党規約」を改正して、「習近平思想」
父と自分を虐げた毛沢東を理想化する習近平にのぞくヒトラーとの「近似性」
憎んでも憎み切れない相手を「尊敬」してしまうのはなぜなのか
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