きょうから、秋の臨時国会がはじまる。岸田文雄首相は所信表明演説で、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の被害者救済に向けて法令の見直しにも言及するとされる。 その一方で、統一教会は先月29日に会見を開いて、紀藤正樹弁護士をはじめテレビ番組に出演して統一教会についてコメントした弁護士3名とテレビ局を提訴すると発表した。それぞれの発言が名誉毀損にあたるとしている。いわば、統一教会の“逆襲”がはじまった中、法令の見直しはどこまで踏み込めるのか。 もっとも、濫訴はいわゆるカルトの特徴であることは、ずっと以前から指摘されている。それにあたるかどうかは別として、まずは先月まで続いた私の訴訟について語ってみ