三菱自動車が昨年12月に発売したPHEV(プラグインハイブリッドカー)の中型SUV「アウトランダー」のセールスが好調だ。目下のスコアは発売から2カ月で受注1万台、月平均販売台数2000台弱というもの。ささやかな数字にも思えるが、商品企画を手がけるライバルメーカー幹部の見方は異なる。「平均売価500万円超の高額モデルが月販4桁というのは大衆車ブランドにとっては立派な成果。しかも今日、ハイブリッドカー以外の電動車の主流は圧倒的にBEV(バッテリー式電気自動車)で、PHEVは傍流になっている。そのPHEVで顧客の支持を集められるという点も驚きです。三菱さんはPHEVを10年近く手がけていて、その評価