怪しげなブローカーの介入を招き、食い物にされたあげく、破産や上場廃止にまで追い込まれていく。こうした類の経済事件が存在するのは昔から変わりませんが、直近でその最たる例と言えるのが、東大発医療ベンチャー「テラ」のケースでしょう。 テラの事件は、すでに新聞・テレビ・雑誌などで数多く報道されている通りです。 緊急事態宣言が発出された2020年春、テラは医療関連会社「セネジェニックス・ジャパン」と業務提携し、新型コロナウイルスの治療薬開発に向けてメキシコでの臨床研究を開始すると発表しました。その年の秋には、セネ社を割当先として約35億円分の第三者割当増資をすることも公表しましたが、これが実はセネ社にハ
上場企業を巣くうモンスター「資金調達ブローカー」に狙われる会社
悪意をもって近づいてくる人物を見極めるデューデリジェンスの重要性
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