FRB(米連邦準備理事会)は9月21日、0.75%の利上げを決めました。6月から3回連続の0.75%利上げとなります。インフレを抑え込むためですが、急ピッチの利上げは景気の悪化懸念につながります。8月中旬以降、再び下落基調を強めていた株式相場にも影響を与えることは確実です。 では今後はどうなるでしょうか。結論を述べると、これから年末に向けてショック安のような局面があるような気がしてなりません。こうした悲観的な予測は外れるに越したことはないのですが、筆者が考える弱気の根拠は、急速なインフレに直面した主要中央銀行が金融引き締めへの転換を余儀なくされていることです。 リーマン・ショックからの経済再建