政界には「青木の法則」というのがあるらしい。“参院のドン”と言われた自民党の青木幹雄元官房長官が語った、内閣支持率と与党第一党の支持率の合計が50%を割ると内閣が倒れるという見立てがそれだ。 この“法則”なるものに照らして最近のいくつかの世論調査を見てみよう。 まず朝日新聞だ。同紙が9月10日、11日に行った世論調査によると支持は41%で、8月より6%落ち込んだ。不支持は39%から47%に増加し、同紙の調査で初めて不支持が支持を上回ることになった。他方、自民党の支持率は3%減って31%になっている。“法則”に照らすと41+31なので72ということになる。これならまだ大丈夫のようだ。 だが毎日新