9月11日の沖縄県知事選は、現職の玉城デニー知事が佐喜真淳候補に6万5000票差をつけて当選した。勝因については辺野古への移転反対や旧統一教会問題、保守分裂などの指摘があるものの、より重要なことは、こうした沖縄の動きが2021年10月にフランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)が発表した「中国の影響力行使(LES OPÉRATIONS D’INFLUENCE CHINOISES)」に書いてある通りになっている点ではないだろうか。詳細は後述する。 筆者は、8月10日付拙稿「不発に終わったペロシ訪台、日本人が見落としている米中接近の兆し」で、日本が台湾有事を前提とした対中軍事行動を意識していることを
米仏は既に喝破、日本から離れようとしている沖縄とほくそ笑む中国
基地存続と中国接近で経済的自立を目指す沖縄の「独立」戦略は加速するか
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