韓国の伝統行事に、「名節(ミョンチョル)」と呼ばれる豊作を祈願する季節毎の行事がある。その中でも、現在なお受け継がれている代表的なものが秋夕(チュソク=旧盆)とソルラル(=旧正月)である。 これらは先祖供養として行われている側面もあり、陰暦のために毎年日にちが移動する。今年は9月9~12日までが秋夕に当たり、連休となっている。 一見すれば、伝統が大切に守られているようにも思えるが、その裏には、社会問題になるような様々な問題を抱えている。 先日、韓国第2の都市・釜山で60代の女性が夫に「名節のお供え料理を準備するのはもうやめよう」と言ったところ、これを拒否した夫と口論になり、女性が夫を刃物で刺し
料理の準備に食材費の高騰、妻による殺傷事件まで起きる韓国「名節」の重圧
先祖供養が家庭不和の元に、転換点を迎えつつある韓国の伝統行事
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