「州」が違えば「衆」の考え方も大きく違ってくる。カリフォルニア州は8月25日、ガソリン車の新車販売を2035年以降は禁止すると決めた。 自動車産業の姿を変え、二酸化炭素の排出量を削減し、かつ同州の電力網に大きな負担をもたらすことになる政策だ。 同じ日にテキサス州では、あらかじめ設定した条件が満たされると自動的に発効する「トリガー法」により、人工妊娠中絶が受精の瞬間から禁止された。 レイプや近親相姦による妊娠であっても例外にはならない。中絶手術を行った者には最長99年の懲役刑が科される。 この2つの出来事は無関係に見えるかもしれないが、どちらも重要なトレンドの現れだ。 首都ワシントンはおおむね膠着