日本の鉄道における初めてのホームドアの採用は、1970(昭和45)年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)にさかのぼる。会場内の移動手段として建設された跨座式モノレール(桁にまたがって車両が走行するタイプ)の7つの駅のホームにドアが設置されていた。 このモノレールは自動運転を実施し、駅でのドア操作を主要な業務とする乗務員が1人だけ乗務した。自動運転のモノレールは、万博にふさわしい未来的な乗り物と評価されたが、もしもホームドアがなければ、ワンマンによる自動運転は実現できなかったかもしれない。 大阪万博は183日の会期中に6400万人もの来場者を集める大きな成功をみせたが、閉幕と同時にモノレールは
駅のホームドアはどこまで広がるか、事故防止に有益だがハードルも
ワンマン運転でコスト削減にも寄与するが、過信は禁物
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