今年3月に発覚したエンジン試験の不正問題で危機的な状況に陥っている日野自動車。現在出荷停止になっている中大型車用エンジンに加え、8月23日には“最後の砦”であった小型トラック用エンジンについても不正があったと公表。結局、他メーカーからのOEM供給品を除く全エンジンに不正があったこととなり、通常時は国内生産の6割を占めていた日本市場向けのバス・トラックのほとんどが販売できないという最悪の事態に陥った。 今回の小型エンジンの不正について、日野は法令の読み取りが正確にできていなかったと釈明した。中大型エンジンの場合は性能試験をクリアできず数値を偽装したのに対し、こちらは試験担当者が法令を自分勝手に「