前回は「日本の折り紙が「古代ギリシャ3大難問」幾何の作図問題を見事に解決」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71457)という、およそのどかで教育的な話題を取り上げました。「夏休み親子向け」といっても、それほどアクセスは期待できないだろうと覚悟していたのですが、予想に反して大きな反響をいただきました。 そこで、その続編をお届けします。「角の3等分」「立方体倍積問題」という古代ギリシャの「作図不可能問題」2つを「折り紙」で解決された阿部恒さん(1929-2015)は1980年に雑誌「数学セミナー」の表紙で、革命的といえる「折り紙幾何学」による証明を公開