その後、1939年に第二次世界大戦が勃発したことで、ドイツの大手玩具メーカーが次々と事業停止に追い込まれていきました。ただ、兵役に就く軍人たちが祖国の子どものために玩具を買っていたので、戦時中であっても玩具のニーズは常にありました。レゴはこうした需要を取り込み、急成長を遂げていったのです。 経営陣がその要因を改めて探ったところ、基本的な成長機運は変えず、「事業を拡大していこう」「新しいことをやってもいいんだ」と何の根拠もなく攻めすぎていたということがわかりました。 企業が成長していくと、経営者はすべてを把握することはできなくなってしまいます。よくも悪くも、15期連続売上高が止まったことで、現場